「大丈夫? 危ないことしてない?」。ヤガゆりこさんは、地域住民らと沖縄市内の公園を歩く中、気になる子どもたちを見かけて優しく声を掛けた。「見過ごせない。子どもたちの健やかな成長を見守るのは、大人が果たすべき役割だと思います」 小学校教員を10年、近年は学習支援員を3年5カ月務めたヤガさん。教員時代、ひとり親家庭の不登校児を親身に支え、卒業後も児童が自分と交流を続けてくれるまで成長したことが忘れられない。地域で時間を持て余して公園に集まる子たちを見つけた時は、「ご飯を持ってくるから、待っててね」と声を掛け、手作りのおにぎりなどを渡した。その子たちは「本当に来たんだ」と驚き、おにぎりをうれしそうに頬張った。 家庭では3男2女を育てる。「子育ての苦労も一緒に共有してきた。全く飾らないし、本当に応援したい人です」とは地域の“ママ友”からの評価だ。 ある訪問先では、高齢者から物価高をはじめ直面する不安の声に耳を傾けた。「全ての世代の皆さんが将来に希望をもてる沖縄市を築こう」と未来を見据えるヤガさん。教育振興のほか高齢者の健康促進や女性特有のがん対策向上などをめざし、地域を懸命に駆けている。 【略歴】党県女性局次長。創価大学卒。57歳。