大阪府茨木市にある安威川ダムのダム湖を生かした都市公園「ダムパークいばきた」が現在、新たなお出かけスポットとして人気を博している。官民が連携して整備した同公園は、日本最長の吊り橋や水上アクティビティなどを楽しめるほか、各種イベントが開かれるなど過疎化が進む地域のにぎわい創出に寄与している。同公園整備を推進してきた公明党の石川博崇参院幹事長、中野剛府議、市議会公明党(大村卓司幹事長)のメンバーがこのほど、現地を視察した。 ■日本最長420メートルの吊り橋が話題 安威川ダムは、京都府南部から大阪府北部へ流れる1級河川・安威川の治水対策の一環で整備された。1967年の北摂豪雨を契機に整備構想が持ち上がり、50年以上の歳月を経て2024年に完成した。 市はダム建設に伴い、周辺の整備事業計画を策定し、地域活性化へ民間企業と連携しながら都市公園「ダムパークいばきた」の開発を推進してきた。公園内の施設を建設した大和リース株式会社など民間事業者が指定管理者として、24年4月のオープン後も維持管理や運営を担当。民間のノウハウを活用することで、行政側はサービスの充実や維持管理コスト削減などのメリットを期待する。 公園内はドッグランやBMX(バイシクルモトクロス)練習場、芝生広場などを設け、夏場にはダムの湖面を活用し、水上バイクやカヌーといった水上アクティビティを楽しめる。 最大の目玉は、歩行者用として日本最長420メートルの長さを誇る吊り橋だ。V字型の構造は世界的に珍しく、吊り橋からは大阪平野を一望できる。また、吊り橋の中心から湖面へと飛び出す「ブリッジバンジー」や振り子のように落下する「ブリッジスイング」は、スリル満点で若者を中心に人気を集めている。 ■昨年度は延べ31万人が来園 このほか、公園内では子ども向けのビオトープ観察会や、プロレスの試合などさまざまなイベントを開催。昨年度は1029件のイベントが開催され、延べ31万人が訪れるなど、にぎわい創出につながっている。 ◇ 同公園が位置する茨木市北部地域は近年、少子高齢化や人口流出が進み、地域コミュニティーの維持が課題に。市は課題解決に向け、ダム周辺の広大な自然空間の活用に着目。安威川ダムが市南部の市街地と北部地域をつなぐ“ハブ”としての役割を果たすことで交流人口の増加や地域経済の活性化をめざす。市の担当者は、「民間の力を生かしながら整備を進め、地域の魅力度を向上させていきたい」と力を込める。 ■公明党も一貫して後押し 公明党は、国、府、市のネットワークでダム本体の建設と周辺整備を一貫して推進。19年3月、当時の石井啓一国土交通相(公明党、現在は中道改革連合)が、20年11月には当時の赤羽一嘉国交相(同)が建設現場を視察に訪れたほか、中野府議や市議会公明党が議会質問でダム周辺の整備について繰り返し要望してきた。 石川氏は視察後、「地域の活性化に向け、地元議員とも連携しながら、さらなる周辺整備を後押ししていきたい」と語った。