■(新執行部)代表代行に竹谷氏、幹事長に西田氏、政調会長に中野氏 公明党は3日午後、東京都新宿区の公明会館で第18回全国大会を開催し、新代表に岡本三成氏を選出した。また、竹谷とし子代表代行、西田実仁幹事長、中野洋昌政務調査会長ら本部役員が指名・承認され、新執行部が発足した。あいさつで岡本代表は、平和と福祉を守り抜く中道政治の実現を掲げ「国会議員と地方議員が一丸となり『小さな声を聴く力』『ネットワークの力』をこれまで以上に発揮し、衆望に応える政治を力強く進める」と強調。来年春の統一地方選の全員当選を断じて勝ち取ると決意を述べた。=2面に岡本代表のあいさつ、3面に人事一覧と関連記事 立党精神「大衆とともに」を胸に、中道政治の実現へ決意を新たにするとともに、新たな陣容で党基盤の再構築と、来年春の統一地方選の断固たる勝利へ向けて勇躍出陣する党大会となった。 万雷の拍手を受けてあいさつに立った岡本代表は「公明党を支えてくださる党員、支持者、そして国民の皆さまの真心にお応えする気持ちで、誠実に全力で働き抜く」と決意を表明。「結党以来、掲げてきた『中道政治を実現する』との決意は寸分も揺るがない」と述べた上で「より開かれた党として与野党の垣根なく幅広く連携する。徹底した対話を通じて各党との協力関係の構築に力を尽くし、『政界再編の軸』となって誰もが安心と希望を持てる中道政治の実現に全力でまい進する」と力を込めた。 その上で、中道改革結集の旗印として掲げた「政策5本柱」の推進を力説。誰もが人生の可能性を広げられる社会をめざす政策理念「ベーシック・サービス」を具体化するため、党内に検討の場を設けると表明。責任ある財源論を伴うことから地方議員や党員、支持者をはじめ幅広い国民との意見交換を丁寧に重ねていく考えを示した。 併せて、物価高に負けない持続的な賃上げの必要性を強調。「生活の豊かさに直結する1人当たりGDP(国内総生産)の倍増」の要として実現に全力を傾け、「豊かさを実感できる社会をめざす」と力説した。 重要政治課題では、防災・減災対策について、熊本地震や千葉豪雨といった水害で被害が相次いだことを踏まえ、地域防災力を強化すると強調。衆院選挙制度改革を巡っては、与党がめざす比例定数のみの削減は「容認できない」と断じた。 外交・安全保障では、「人間の安全保障」を基軸として対話による平和外交を展開していくとともに、非核三原則の堅持を強く求めていく考えを示した。 統一選の勝利に向けては、公明党の地方議員こそが生活者のための政治を切り開いてきた“フロントランナー”だと強調。「公明党は公に明るい党、太陽の党だ。地域の隅々まで照らし抜いて、一人一人を温かく包み抜く」と訴え、地域のために今後の全ての統一外地方選挙、来年春の統一選、秋の東北復興選挙の全員当選へ戦い抜こうと呼び掛けた。 これに先立ち代表選出が行われ、党規約の規定に基づき、常任役員会が推挙し中央幹事会が推薦した岡本氏が、出席代議員の挙手総員で信任を得て選出。岡本代表は、赤羽一嘉、山本香苗両副代表、谷合正明中央幹事会会長ら新役員35人を指名し、承認された。 来賓として民主改革の会の小川淳也代表が出席し、あいさつ。創価学会の萩本直樹主任副会長(中央社会協議会議長)、山岡玲子女性部書記長(同委員)らも来賓として出席した。 また、若い世代の斬新な発想や声を党運営につなげる特別組織「党ユース」設置に関する党規約の一部改正案が提出され、可決した。 党大会後に開かれた第1回中央幹事会では、常任役員人事を承認し、幹事長指名人事で新たに中川康洋国会対策委員長、河西宏一選挙対策委員長が就任した。