13日の夕方以降に線状降水帯が相次ぎ発生し、記録的豪雨となった千葉県で、水没した車に取り残されるなどしてこれまでに8人が死亡し、1人が行方不明になっている。県によると15日午後1時30分現在、県内92カ所の避難所に463人が避難。住宅の全半壊、床上・床下浸水が多数確認される一方、大規模な冠水が続く地域で調査が進んでおらず、被害はさらに増える可能性がある。公明党千葉県本部は13日夜、平木大作代表(参院議員)を本部長とする豪雨災害対策本部を設置。15日も被害現場を調査し、被災者を見舞い、話を聴いた。 ■「さらなる土砂崩れ心配」 平木本部長は市原市東国吉などで被災者を見舞うとともに、被害状況を調査した。これには鈴木和宏県議、吉田あけみ市議が同行した。 平木氏らは、自宅が床下浸水した宇田川咲子さんから状況を聴いた。宇田川さんは、自宅の裏にあるのり面が崩れて、土砂が自宅の壁に押し寄せたことで「泥水が床下に入り込んできた。15センチくらいたまっている」と説明。「これ以上、被害が大きくならないでほしい」と、二次災害に懸念を示した。 また自宅の裏にある山の土砂崩れによって自宅の浴室が押し出された男性は「この後に、また土砂崩れが起きないか心配だ」と不安な心境を語った。平木氏らはこのほか、山の土砂崩れによって、いまだに寸断されたままの市道や、道路陥没により通行止めになっている市道などの状況を確認した。 調査を終えた平木氏は「一日も早く復旧が進むように支援の手を尽くしていく」と語った。 ■「災害ごみの仮置き場を」 一方、竹内真二副本部長(参院議員)は、同市八幡において浸水被害が深刻だった現場を調査。秋田信一市議が同行した。 現地は土地が低い上、雁田川が越水したことで川沿いの多くの住宅が床上・床下浸水に見舞われた。自宅に駐車していた車も水に漬かり、エンジンが動かなくなった。 ぬれた家財を整理していた吉田裕介さんは「10キロ近く離れたごみ廃棄場まで何往復もできない。近くに仮置き場を作ってほしい」と訴えた。 竹内氏は「災害ごみの問題など、暮らしの早期回復に向けて全力を尽くす」と力説した。 このほか、中道改革連合の角田秀穂衆院議員は船橋市、原田直樹衆院議員は東金、大網白里の両市をそれぞれ訪れ、被災者を見舞った。