「トイレがすぐに設置され、ありがたい」--。熊本地震により多くの地域で断水が続く熊本県八代市では11日、市内の社会福祉施設「らぽーる八代」に、株式会社アイ・ファクトリー(金沢市)から災害用の搬送型水洗トイレが3基寄贈された。2024年の能登半島地震の被災地にある同社から相談を受けた公明議員の連携プレーで実現に至った。 設置されたのは、太陽光パネル付きポータブル電源を活用し、タンクにためた水を汚水とともに下水へ排水できるトイレ。同社が能登地震を教訓に昨年、独自開発したもので、持ち運びしやすく設置工事が不要、屋内外を問わず設置できるのが特長だ。今回、施設に隣接する車庫にテント付きのトイレ3基が設けられた。らぽーる八代担当者の水野浩章さんは「断水でトイレが使えない状況が続いているが、これで利用者が安心できる。3基のうち1基は地域住民も自由に使えるよう提供したい」と話した。 寄贈を巡っては8日、福井市在住の同社社員から「トイレを被災地で役立てられないか」と、同市で親交のあった下畑健二・福井市議に相談が寄せられ、下畑市議はすぐに吉田健一・熊本市議と連携。吉田市議が橋本隆一・八代市議に相談し、橋本市議がトイレを必要としていた、らぽーる八代に同企業をつなぎ実現した。同社社員は「相談から実現までが早かった。公明議員の連携に驚いた」と語っていた。 ■トイレカーの貸与も/長崎・島原市→宇城市 公明党の「令和8年熊本地震災害対策本部」の秋野公造本部長(政務調査会長)、佐々木雅文副本部長、司隆史の両参院議員は11日、熊本県宇城市を訪れ、公明議員の連携で市災害ボランティアセンターにトイレカーが導入されたことを喜び合い、被災地へのさらなる支援を誓い合った。 導入を巡っては、被災地支援で少しでも尽力したいと、長崎県島原市の古川隆三郎市長と公明党の松崎広大市議がトイレカーの無償貸与を秋野本部長に相談。秋野本部長と連携した河野正明・宇城市議が市に働き掛け、実現した。 河野市議は「真心に本当に感謝している」と語り、松崎市議は「できることは何でもやる」と話した。